アザラシは絶対にイルカに見えない話

掃いて捨てる程いる雑魚です。
職場でのくだらない話だよ！
職場でふとした拍子でまめゴマのイラストを見ることがあった。
こんなのね。

アザラシか。
これってゴマアザラシなんか？
ゴマちゃん思い出す。

今見ると全然可愛くないな。
新人の海豚が「あ！」っと何か言いたそうな顔をしていた。
悪い予感がする。
こういう時に発現させると碌なことにならない。
なので発言を遮った。
「言わなくていいから。」
海豚も空気を察して飲み込んだ。
しかしすぐに吐き出した。
「これイルカに見えました。」
「はぁ！？」
雑魚はキレた。
これが第一次アザラシ・イルカ大戦勃発のきっかけである。
こんなことで！？と思うかもしれない。
でもどう見てもアザラシにしか見えないモノをイルカと言う発言は看過できない。
これを許したらさらに増長するのが海豚なのだ。
初動が肝心だ。
「どう見てもアザラシだしイルカだったら背びれあるしイルカに見えるはずがない。」
「でもこれとかイルカっぽくないですか？」
なんで食い下がってくるの？
いい？
これはもうアザラシって確定してるの。
イルカじゃないの。
100%動かない事実なの。
なのになんでまだイルカに見えるとかのたまうの？
「どこの世界にアザラシとイルカを見間違える奴がいんの？」
「でもこれ似てますよ？」
「似てますよじゃねえよ！」
竹槍で機関銃に突っ込んでくるの止めろ！
旧日本軍敗残兵はさっさと降伏しろ！
さっさと白旗上げて参りましたって言え！
天皇は人間だってさっさと認めろ！
海豚が年端もいかない子供なら雑魚はここまでムキにならなかった。
経験不足はいかんとも仕方ないしデフォルメされてるイラストなら動物の種類を当てるのも難しいだろう。
だが海豚は大人だ。
新人とはいえいい歳した大人なのだ。
それがアザラシをイルカに見えるだ？
これが

これに

見えんのか！？
目ん玉〇ってのか！？
激高する雑魚に海豚。
「動物だと判定厳しくないですか？」
「厳しくないわ！」
なに自分にちょっと利があると思ってんの？
1mmもないわ！
キレ散らかしてる雑魚を相手にするのを不憫に思ったのか神崎と熊猫が会話に加わる。
「まあこれとかだったらパッと見イルカに見えなくもない。」
「確かに。」
わが意を得たりとしたり顔の海豚。
「3対1ですね。」
「ぶっ飛ばすぞ！」
何が「3対1ですね。」だ！
明らかに二人の優しさでフォローしてるだけなのにアザラシ派は一人ですねみたいな勝ち誇った顔すんの止めろ！
「ぎぶみーちょこれーと」でお菓子貰って喜んでじゃねえよ！
敗残兵に憐れみ示しただけなのに何調子に乗ってんだよ！
「大体ここにまめゴマって書いてあんだろ。」
「気づきませんでした。」
じゃあもう気づいただろ！
知らないからセーフみたいな空気出すの止めろ！
「これはアザラシなの！なんなら今いる人らにアザラシに見えるかイルカに見えるかアンケート取るか？みんなアザラシって答えるわ！」
「イルカもいるかもしれませんよ？」
「いないわ！」
なんなのその粘り。
なんでそんなに粘るの？
幾ら粘っても結果は覆らないし雑魚が「まあイルカにみえなくもない。」なんて天地がひっくり返っても言わんわ！
いい加減にしろ！
「でも...」
「でももだっても勝手もなくてアザラシなの！分かった！？」
「分かりました...」
全然分かりましたって顔してないのがまた腹立つ。
すんげー腹立つ。
最近の子ってこうなの？
雑魚がなんでこんな腹立ってるかって言うとさ。
さっきも書いたけどもうアザラシだって分かってる状態なのにその意見を覆そうとしてくるとこなの。
あぁ、ぱっと見イルカに見えましたけどアザラシですねって言えばそれですべて丸く収まって万々歳地球は平和になりましたってなるのになんでそこで戦おうとしてくるの？
勝ち目ないだろ。
回天・桜花・震洋みたいな三大特攻精神ほんと止めろよ。
疲れる。
本当疲れる。
悪い子ではないのよ。
でも時たまこういう謎の意地を見せるからどうしてよいのか分からず今のところ叩き潰すようにしている。
今後もそうする予定。