No.4は眠らない

さすらいもしないで死にたくない

完ソロボッチだったので異世界転生ごっこして来た at 道志の森キャンプ場

道志の森キャンプ場に行ったら完ソロボッチだったんで異世界転生ごっこして来たよ!
ただの茶番なんで耐性のない人はそっ閉じ推奨だよ!。
心が苦しくなるよ!

異世界転生してソロキャンプしたよ!

転生のお決まり

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『ヒャッハー!!ドウシミチハサイコウダゼー!!』
プップー
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グシャッ!!
『グハッ!』
ピーポーピーポーピー…
ザワザワ…

…………
……

記憶喪失

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『うぅ…』
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『なんだ?これ?良く見えねえし頭が重い。』
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『ぬおおおぉぉぉぉ!全然外れねぇ!呪われてんのか?』
『なんでこんなもんが…ってか俺…誰だ!?』
『駄目だ、なんも思い出せねえ…』
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『斧?なんでこんなもんが…』
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『一体どこなんだ、ここは…』
『くそっ!ここでうじうじ悩んでたって仕方ねぇ!とりあえず人を探してみるか。』
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『おーい!誰かいねぇのか!?』
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『なんて書いてあるんだ?読めやしねぇ…いや、理解るぞ?』
『読めねぇけど理解る。何々?「直火禁止」?』

シュイーーーz__ン
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『何だ?急に光って…』

シュバッ!!

異変は突然に

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『戻ってきちまった。お、おい…』
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『さっきまで何もなかった場所になんでこんなもんがあるんだ?罠か?』
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『おい、誰かいんのか!?』
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『誰もいねえのか…罠かもしれねえが調べてみねぇとな。』
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『この椅子めっちゃ座り心地いいんだけど!?』
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『お、なんかあるぞ?』
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『なんだこれ?』
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『ちゃ…「餃子」?』
『食いものか。これでとりあえず飢えなくて済むな。』
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『その下には…「ちょっと贅沢なビール」?酒か!?』

『この絵は一体…「保冷缶ホルダー」?』
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『これでいいのか?』
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『最後のは…「プチっと鍋」?』
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『おぉ、肉だ!こいつは助かるぜ!』
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『この絵…さっきのもだが見覚えがある気が…』
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『う、うああぁぁぁ、頭が割れるように痛ええぇぇぇ!!!』
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…り……ちゃ………わた……ソロキ…プ……やって…みたい……
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…ソ……キャン…寂し……楽し…む……って…
…………
………

『っぅあ!?なんだ?「キャンプ」「キャンプ」…何か思い出せそうだったんだが。』
『どうやらここから出るには「キャンプ」ってのをしなくちゃいけねーのか。』
『ん?またなんかあるぞ?』

弐の型

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『これは、薪か?ただ少しでかいな。』
『丁度斧がある事だし割っておくか!』
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『せいっ!』
『全然割れねえぞ!この斧使えねぇな!』

…呼吸…だ…

『ん?なんだ?』

…全集…の…呼吸だ…

『っっまただ!頭が痛ぇ!』
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全集中の呼吸だ!

『これは…俺はこの「呼吸」を知っている!?』
全集中!キャンプの呼吸!弐の型!真ッ賦辰!


『ふー、なんだか知れねえがコイツはいざという時に使えるぜ!』
『とりあえず、どんどん割るか!』

発火能力者

『薪を全部割ったのはいいが大分寒くなってきたな。』
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『っっ?これは…コートか?着ろって事か?』
『なんでいきなり出てくるのか分からねぇが有り難く使わせてもらう事にすっか。』
『さて、今のうちに火をつけとかねぇとな。マッチはあんのか?』
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『これもやり方を俺は覚えている。』
全集中!キャンプの呼吸!壱の型!着火萬!


『よし、この種火をさっきの薪に移せば完璧だな!』
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\コンニチハ!/
『松ぼっくりが…いやそんなわけねぇ。さっさと燃やさねぇとな。』
\アツイヨ!/
『…何も聞こえてない。そう、何も聞こえてねぇ!』
『腹が減ったからさっきの「鍋」でも食うか!』

夕飯&まったりタイム

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『なんでか分からなねぇけど使い方は分かるんだよなぁ。これにさっきの「ぷちっと鍋」「餃子」を入れてっと。』
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『良し、出来たぜ!「坦々餃子鍋」!』
『美味っ!めっちゃ美味いぜ!酒も美味ぇ!』
『はー、腹いっぱいだぜ!』
『しかし暗くなってかなり寒くなってきたな。火を焚いてるのにこんなに冷え込むとちょっときついな。』
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『ちょっと目を離すと色々出てくるな。』
『これは…「懐炉」か。なるほど、貼ればいいんだな。』
『暖かいなこれ!こいつはすげえぜ!』
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『さっき割った薪も良く燃えてるしこれなら今晩は大丈夫そうだな。』
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『火を見てると落ち着くぜ。』
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『星が綺麗だ。』
『………そろそろ寝るか。』
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『お、暖かそうな布団だ。「シュラフ」ってーのか。』
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『こいつは快適だ。』
『相変わらず自分が誰なのか思い出せねえがそれでも色々と出来る事が分かった。』
『少しずつこうやって思い出してくしかねぇな。』
『幸いなことに必要なもんはどこからともなく出てくるし何とかなりそうだ。』

真夜中の来訪者

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???『………』
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…ガサコソガサコソ

旅立ちの朝

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『うぅ…』
『はっ!?なんだ!?またなんもねぇぞ!』
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『この頭のも相変わらず取れやしねぇ!』
『ん?』
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???『…………』
『なんだこいつ?お前が昨日のを片付けたのか?』
???『チッカーチッカー』
『そうか。』
???『チッカーチッカー』
『おぉ、そうなのか。ここはどこなんだ?』
???『………』
『なんだよ。だんまりか。』
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『お、昨日の斧じゃねぇか。お前の背中のは「No.4」「No.4」っていうのかお前。』
No.4『チッカーチッカーチッカーチッカー』
『めっちゃ光るなお前。』
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『お、今度は毛皮付きのコートか。』
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『こいつは暖かくて動きやすそうだな。』
No.4「ブォォォォォン」
『なんだ?乗れってんのか?』
No.4『チッカーチッカー』
『そうは言っても俺、お前みたいのに乗った事なんか…』

…バイクは……にしか…乗れん…

『う、まただ。頭が痛えぇ!』
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『…分かった。お前に乗ればいいんだな。』
No.4『チッカーチッカーチッカーチッカー』
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『これからよろしくな!No.4』

まだ記憶も全然戻ってこねぇし分からないことばっかだがお前となら何でもやれるような気がするぜ!
俺たちの旅は始まったばかりだ!

完!
ご愛読ありがとうございました!雑魚先生の次回作にご期待ください!

一言だけ

色々と言いたいことはあるだろう。
ただこれだけだは言わせてくれ。
異世界転生の意味なくね?