No.4は眠らない

さすらいもしないで死にたくない

冬の北海道旅行へ行った来たよ!犬ぞり編

前回のあらすじ。
朝一の飛行に乗るため羽田空港近くに前泊するも遅刻。
でも何とか飛行機搭乗出来た。
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冬の北海道で犬ぞり

冬の北海道レンタカー走行

本日のメインイベントは犬ぞり!
しかし犬ぞりの行われる牧場へのアクセス手段がない。
厳密に言うと近くの駅から送迎サービスはあるんだけど電車の本数が余りにもなさ過ぎて空港からは間に合いそうにもない。
なのでレンタカーすることにした。
旭川空港には幾つかレンタカー屋があるけどお手頃なタイムズカーにした。
タイムズカー旭川空港前店 | レンタカーならタイムズカーレンタル
9時営業スタートで少し時間があるから飛行機内で食べれなかった機内弁当食べよっと!

美味し美味し。
空港からお店まで送迎サービスやってるみたいなんだけど丁度目の前でレンタカー利用の人らが送迎されて行く。
え?営業まだ10分前じゃん…
戻ってくるの待とうかと思ったけど大した距離じゃないし説明とかにも時間かかるだろうから徒歩で向かう事にした。

そしたらね、歩道が除雪されてないのよ…
厳密には空港の敷地はされてるんだけど空港から出たらもうそこは豪雪地帯。
膝まであろうかと思われる雪の中進めないので車が来ないことを確認して車道を歩いた。
無事お店に到着し手続きする。
「今の季節って地元の人はどれくらい速度出しますか?」
「出す人は出しますねー。」
そうかー、そうなりますよねー。
「でも制限速度守ってればスリップの心配は余りないかと。」
ふむふむ。
広い道使って制限速度なら問題なさそうだな。
こいつが今日の相棒だぜ!

普通車とか久々に乗るぜ!
っていうか車自体久々だぜ!
よろしくな!CX-5!
まずはカーナビはどうやって操作するんだ?
タッチパネルじゃない!?...だと!?
なにこれすんげー操作性悪い。
10分くらい格闘してエアコンからナビシステムまでをマスターした。
ほんじゃ行きますか!

目的地までは大体1時間ちょいか。
少し雪がぱらついてるけど視界良好。
アクセル踏み込むと素直に加速する。
信号で止まる時ちょっと強めにブレーキ踏んでも滑る気配もない。

た の し い !

たのしー!たのしーよー!
地元民と遜色ないくらいの速度で走れてた。
高速道路(無料)は意外に雪が少なかったけど3桁出すのは止めておいた。
スリップしたら目も当てられない。
なんだかんだ目的地に到着!
と見せかけてこれ着いてんのか?
というのも集合場所が「大雪 森のガーデン」なんだけどさ、ここ広すぎてどこに行けば良いのか全然分からんのよ。
電話して聞いてみよーと思ったら携帯に鬼の着信履歴。
留守録も入ってたんだけど聞いたみたら送迎の集合時間に来られないみたいなのでもう出ますって内容だった。
えぇ…雑魚は直接現地向かうよってメールしたよ?
なんですれ違ってんの?
どういう事?
悩んでても仕方ないので電話する。
現地直接向かうってメールしたんですけどすれ違っててごみんねって断りをいれてから
「車で現地着いたんですけど場所どこですか?」
「テント張ってあるんで前で待機してますね。」
ってテントかい!
施設じゃないんかい!
そりゃ初見で分かるはずもなく。
ちなみに場所はこの辺。

無事到着しテントに入る前にふと気づく。

あれ?これって一緒に参加する人らは多分上川駅から送迎されてきたんでしょ?
って事は雑魚が来ないことに若干の不満を抱いていたのでは?
開催側には現地直接向かうよ!って事前に連絡してたけどそんなん他の参加者は知る由もないじゃん。
ただでさえソロでの参加なのにいきなりマイナス評価から始まるの?
凄く入りづらい…
悩んでてもしょうがないので意を決して入室!

犬ぞり準備編

テントの中は結構しっかりしてる。

靴を脱いで軽く挨拶する。
従業員さんにレンタルする防寒着のサイズを伝え着替える雑魚。
ここで本日の犬ぞり参加者を軽くご紹介。
カップル一組、女子友人同士一組、そして最後に言わずと知れた雑魚の5人!
圧倒的敵地!
なんだこれ地獄の入口か?
でもどうしても犬ぞりしたかったってん!
各組はそれぞれお喋りしてるけど雑魚は無言で黙々と着替えるのみ。
グループワークとかで友人一人もいない組に入って黙々と作業勧めてた学生時代を思い出す。
辛い…
全員着替え終わって犬ぞりの準備をする。
最初に各人が使うそりを所定の位置に運ぶ。

次に今回そりを引いてもらう犬達を所定の位置に繋ぐ。
あ、今回の犬ぞりツアーは犬をそりにつなぐとことか全部自分たちでやるシステムだよ!
犬はこの独房の中にいる。

ここから一頭ずつ出してもらって首輪にリードを繋げてひいていく。

繋ぐのも順番があってチームごとに従業員さんが犬を出してそれを受け取る。

犬種はアラスカン・ハスキーで犬ぞりに特化してるんだって。
それもあってか元気な犬ばっか。
犬によってはかなり引っ張る力が強いのでこけないように引っ張り返す。
でも人間の言う事はちゃんと聞いてワイヤーに繋ぐときはおとなしい。
賢いな。
そして可愛いな。
ああ癒される。
来て良かったな。
犬をすべて繋ぎ終わったら次にそりの練習。
まずは犬がいない状態でそりに乗って軽く滑ってブレーキのかけ方を教えてもらう。
ちなみに座って乗るのではなく立って乗るよ!
2,3回くらいやってみて次の練習。
犬にストップ&ゴーの掛け声をするんだけど出発するときは「ハイク!」止まる時は「ウォー!」
この二つの掛け声を使って犬を操る。
ここで犬役と人間役に分かれて犬役が掛け声と主にそりを引きストップの合図と共に人間側がブレーキをかける。
「じゃあ二人組作ってくださーい!」

雑魚のメンタルは死んだ。

社会に出てからこんな辛い目にあるとは思わなんだ。
カップルの男性側が雑魚をちらちらと心配そうに見てくるのが余計に辛くなる。
雑魚は先生(従業員)と組みました。

つれー!
そりの練習が終わって周るコースの説明を受けてたら始まる遠吠え。


すげぇ!
狼っぽい!
共鳴しあうのいいな。

これにて午前の部は終わり!

お昼ご飯

この後テントに戻ってお昼ご飯。
そうお昼ご飯。
この面子でご飯を食べるわけです。
雑魚の受難は続く。
お昼はオーナーが作ってくれる。

スパデティだ。

美味し美味し。
ここでカップルの彼氏さんが色々気を利かせて雑魚に話しかけてくれた。
どこから来たんですか?とかどこ行く予定ですかとか。
気まずい雰囲気がこれで幾らか和らいだ感じがする。
雑魚が勝手に感じてただけなんですけど。
「紋別のガリンコ号乗る予定です。」
「一番上の船首に近いとこに行くと先頭で流氷破砕してるの見れるんで良いですよ。」
有益な情報サンクス!
他にもオーナーにどんなお客さんが来られるんですかとか夏場は犬はどうしてるんですか?とか色々質問していてお昼時間が過ぎていく。
有能過ぎる!
まじ助かるわー。
そんなこんなでお昼タイムは終わり午後の部に入っていく。

犬ぞり

午後はいよいよ犬ぞり開始!
の前に自分のそりに犬を繋いでいく。

繋ぐ前に犬の名前を教えてくれる。
くれるんだけど雑魚のそりは6頭がひいてくんだけどどう聞いても名前が5頭分なの。
あれ?聞きそびれたか?
「もう1回いいですか?」
指を折りながら聞いてたけど5頭しか呼ばれてない…
雑魚はもう諦めたよ。
っていうか6頭聞いても名前覚えきれないしな!
そりに繋がれていく犬達。

「それじゃあ前の人が出発して30秒くらい間隔開けて出てください。」
雑魚は4番目。
ほんじゃ行くぜぃ!
「ハイク!」
一斉に走り出す犬達。
ちゃんと言う事聞いた!
すげー!
走り慣れてるのでコースをそれずに走っていく。
速度は自転車でゆっくり漕いでるくらいかな。
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でも楽しい!
6頭のもの犬が雑魚の言う事を聞いて走ってるという事実が楽しい!
最高だぜ!
下り坂では軽くブレーキをかけてそりが犬に追いつかないようにし上り坂では地面を蹴って犬の負担を和らげる。
前のそりに追いつきそうになったら「ウォー!」と掛け声を掛けて止まる。
途中何度か止まりその度に犬達を褒めてあげる。

チョコラータばりによしよししたよ!

めっちゃべろべろ舐められた。
かわゆすのう。
イケメンだなぁ!

記念写真を撮ってもらった。

お気づきだろうか?
後ろの2頭が激しく喧嘩していることに。
喧嘩が激しくなったため止めに入る従業員。
この子達は止まるごとに吠えまくってたわ。

でも走ると落ち着くんよね。
エネルギーを持て余してるの可能性あり。
楽しかった犬ぞりもゴールが近づく。
嫌だー!
終わりたくないー!
まだ犬と戯れていたいー!
しかし現実は非情である。
そりを停めて犬達をまた犬小屋?に戻していく。
名残惜しい。
非情に名残惜しい。
テントに戻り着替えをすましお礼を言って別れを告げCX-5に乗り込む。
楽しかっただけにつらたん。
でも雪道走るのやっぱ楽しーなー!!
無事旭川駅前のタイムズに到着。
乗り捨て出来るの最高だな!

お夕飯

車を返して宿まで歩く。
駅近のとこにしておいて良かったぜ。

道凍ってますやん…

宿泊手続きして荷物置いて一旦シャワーを浴びる。
朝一で飛行機の時間間に合わなかったときはどうなるかと思ったけどなんとかなるもんだな。
緊張の糸が切れたのか物凄く眠い。
でもまだお夕飯食べてないからなぁ!
ママンがお勧めしてた大黒屋へ食べに行くぞー。

遠い…
途中何度かこけそうになりながらも何とか耐えて辿り着いた。

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超有名店なので順番待ち。
中の機械で手続きして外で凍えて待つか対面にある待合室に行くかの2択。

まあ待合室行くよね。
30分くらい待ってから呼ばれたので入店。
まずはおビールで幸せスパイラル。

これで横にカップルがキャッキャウフフしてる現実から逃避。
1番セットを頼んだら店員さんが焼いてくれた。

めっちゃ美味い!
ジンギスカン苦手な雑魚でも美味いと思えるの凄い!
苦手だけどママンがしつこく勧めてくるから来たけど来て良かった!
ありがとうママン!
美味しかったのでおビールおかわり!

どうでも良いけど横に座ってる京都人2人組の会話が面白すぎてビール吹きそうになった。
アルコールで笑いの閾値が下がってるのはご愛敬。
沢山食べて余は満足じゃ。
宿に帰る途中気が付いたら地面と抱擁してた。
まじ一瞬過ぎてこけたことに気づかなかった。
余りにも綺麗にこけたおかげかどこも痛くない。
最後の最後で北海道の洗礼を受けてしまった。
この後宿で爆睡した。

続くよ!
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